撮影するときに気をつけなければならないのが、「ブレ」と「ボケ」です。
せっかくの写真もブレてしまうと台無しに。
撮影の段階でそうならないように注意するのはもちろんですが、でも「使用できる写真がブレたものしかない」という場合は、フィルターの「スマートシャープ」や「ブレの軽減」を使用して補正することができます。
スマートシャープを適用する
元画像を開き、「フィルター」メニュー→シャープ→スマートシャープを選択し、「スマートシャープ」ダイヤログを表示させます。
デフォルトで「除去、ぼかし(レンズ)」となっている部分をクリックしプルダウンメニューから「ぼかし(移動)」に変更し、「シャドウ」と「ハイライト」をクリックしパラメーターを表示させます。
量と半径を調整する
プレビュー画像下の「+」ルーペで拡大表示させてからブレの角度を確認するために「量」を最大値の「500%」にして、「半径」を少し強めにかかるくらいの値に調整します。
その状態で、ブレが補正される位置を「除去」の角度を直接入力するか、アイコン内をドラッグしながら移動させて調整します。
量と半径
「量」は移動する長さ、「半径」は適用させるピクセルの範囲のことで、数値を大きくすれば効果が大きくなります。
この画像の場合は最大値でブレが収まっていますが、ブレ幅が逆に広がっているようなら「量」の数値で調整します。
シャドウとハイライトを調整する
「シャドウ」、「ハイライト」はずらしによって際立ってしまうハイライトとシャドウを補正するもので、「シャドウ」、「ハイライト」の「補正量」のスライダーを変化がなくなるくらいまで調整します。
「階調の幅」は補正の強度で、値を大きくするほどシャープさが失われるので、デフォルトの「50%」を基準として調整すると良いでしょう。
この画像の場合は鼻周辺の黒くつぶれた部分が気になるので、「シャドウ」側の「階調の幅」を大きく調整し、それによって失われたディテールとシャープさを「ハイライト」の「階調の幅」を下げることで補うように調整します。
「半径」は補正の範囲で、値を大きくすると効果の範囲が広がるこの画像の場合は、ハイライト側だけを目立たせたいので、「ハイライト」の「半径」のみを調整します。
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